池波正太郎の代表作の一つに「剣客商売」がある。大人気シリーズとなっているので、たくさんの人が知っていると思う。池波正太郎の本を読まない人でも、題名くらいは知っているかもしれない。この本も白井一成の大好きな本だ。

時代は江戸中期。田沼意次全盛時代だ。田沼意次は歴史の授業でも出てきていたので、何となく身近に感じたりする。その時代に生きた剣の達人とその息子の話である。江戸屈指の件の達人と呼ばれる秋山小兵衛は60歳に近い年齢。白髪頭で粋な姿がカッコいい。見た目も浅黒い、たくましい息子とコンビでさまざまな事件を、剣で解決していく。

剣に命をかけ、人生を懸命に生きる姿は男らしく、ほれぼれしてしまう。魅力的な小兵衛は、白井一成も大好きなキャラクターだ。

「剣客商売」はよく「鬼平犯科帳」と比べられる。どちらが面白いか、というのは愚問でどちらも面白い。こう思っているのは白井一成だけではないと思う。どちらも登場人物が愛されるキャラクターであり、悪事を憎み成敗する話はスカッとして読んでいて楽しい。どちらを先に読めばいいか、と聞かれることがあるけど、自分はどちらでもいいと思う。剣客商売を読みながら、間に鬼平犯科帳を読んでもいいだろう。できれば巻を飛ばさずに読むと、より面白い。というか、飛ばして読むと、後悔することもある。

どちらの本にも言えるのは、最初はこんなにたくさんの巻があり、これからたくさん楽しめる、と楽しみになることだ。しかし、読んでいると次の章も読みたくなり、やめられなくなる。そのためアッと言う間に読んでしまう。残りが少なくなるととてもさみしい気持ちになる。だからできるだけゆっくり読んだ方が楽しみはなくならない……とはいっても、それは難しいのだけど。

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